こんにちはアフロートルヴア達也です。
先日リリースして以来SNS上で話題になっているアプリエ。つーかリリースする前からめっさ話題のアプリエ。
僕もアプリエのセミナーをさせて頂いておるわけですが、
今日はアプリエを使った、
アプリエじゃないと出来ない
魅力的な使い方の例をご紹介しまくろうと思います。
アプリエを使ったWカラー
ええ〜ここからは美容師さん向けと言いますか、
かなりマニアックな話になってきますのでよろしくお願いします。
まずは、もうご存知の方の方が多いと思いますがアプリエの特性を復習しておこうかなと。
他との一番の違いと言えばなんと言っても3剤式。
というところですよね。
1剤、2剤は今まで同様のもで、3剤が今までにない代物になっとるワケですな。
この『3剤』って、要は何??
っちゅうことですが、
これは一言で言うと脱色剤ですね。
間違っちゃ〜ならんのが、脱染剤ではないということ。
ここいいでしょうか?
ん??なになに???脱色剤と脱染剤の違いがわかりませんって??
おーそうか。ほなおっさんが教えたろ。今日だけやでしかし。
「そんなもん知ってるはこの関西弁ハゲが」と思う方は飛ばして下さい。
てなもんで、解説しやす。
脱色剤と脱染剤の違いとは
はいまず脱色剤。
これは『髪のメラニン』を分解するものですね。
いわゆる最もポピュラーなカラー剤です。
黒メラニンを削って明るくするというもの。
最も明るい無色のものをライトナーと呼びます。(メーカーによって呼び方は様々ですが作用する場所、目的は全て同じです)
そして脱染剤。
これは染料を分解するものです。
メラニンも分解しますが、主に染料を削るもの。
ティントコントローラーがそれですね。
じゃぁブリーチはなんなん??
ってことなんですが、ブリーチは
脱色脱染剤と言います。
その名の通り両方の力を持っています。
ブリーチは相手が何であろうが削り取ります。
ええ。もうヤンキーです。
それに対して脱色剤は染料を削ることが出来ないので、
カラーで暗くなっている髪を脱色剤(カラー剤)で明るくすることは出来ません。
厳密にいうと明るく出来る条件ってのがあるんですが、
まぁ狭き門なので出来ないと思って頂いて結構かと思います。
例を挙げると、
5〜6トーンの白髪染めを繰り返してる髪に対してライトナーをオキシ6%2倍で1時間放置しても、
理論的には一切明るくなりません。
髪が膨潤して染料が流出して明るくなったように見えることはありますが。
はい。ここまでよろしいでしょうか。
その他にも過硫酸塩と過炭酸ナトリウムの違いや、1剤のアルカリ濃度など、色々違いはあるワケですが、
それ書こうとするとあと2853字くらい必要なのでまたの機会に。
あーー本編から脱線しまくってもーた。
改めて、
アプリエを使ったWカラー
はい。アプリエの3剤はこの脱色力が非常に強い剤です。
従来の剤で最も強くても13トーンくらいまでしか明るく出来ひんかな?
それに対してアプリエは16トーン?やったっけな?
まぁそれくらい明るくなります。
っつーことは。
ダブルカラーする時、ブリーチじゃなくてもアプリエのライトナーで十分じゃね?
と天才すぎる僕は思ったワケですね。ええ。
じゃー見て頂きましょうか。
あ、ちなみにこれはルヴアの伊藤秀明のお客様です。
バージン毛からのダブルカラーをしようとしていたので、

てなことで秀明さんから写真を拝借させて頂きました。
まずビフォア


はい。
バージン毛なのでもちろん真っ黒です。
ここにアプリエのライトナーをオン。
すると


この感じ。
はい。ブリーチとほぼ同等くらい明るくなっております。
髪に与える負担はブリーチと比べるとそりゃーもう全く比べ物になりやせん。
まぁ、何たってもカラー剤ですからね。
これだけ明るくなってもツヤツヤですよ。

この後オンカラーも凄まじく綺麗でしたがそれは流石にここには貼れないので、
秀明のインスタで見てみてやって下さい。
過硫酸塩ではないので色が飛ぶという心配もナッスィン。
まぁカラー履歴のないバージン毛にのみしか有効ではないですが。
黒髪卒業を控えている方は是非。
ではでは。